MDR-CD950のレストア その1


MDR-CD950のヘッドアジャスターバンド(頭に当たって支える可動バンド)が
もげたのでいっそ全体的に修理する話。


3部作くらいになります。
こんなにMDR-CD950ネタばっかり誰得ブログなんですが、
MDR-CD3000も似たようなものだから流用はきくかも?



まずパッドをはずしてネジを4つ外します。
ネジ山なめない様に気を付けつつ。
押す力7割、回す力3割だとか。



ネジを外せばドライバは見えます。
写真は右ドライバ。



左ドライバ。
半田が結構ドッチャリもってあります。


いつも通り右ドライバからら2本伸びてて、
左ドライバ上の端子にいったん合流してから
メインのケーブルに繋がっています。


色をメモして、半田小手で外しておきます。



勇気を出してドライバを覆ってるフィルタをはがします。



ギャー。
中のスポンジがぼろぼろになってこのような状態に。


古いヘッドホンには良くある事ですが、
CD950はフィルタが接着してあって交換しにくいから
ちょっとひどいなって思ったりする。



適当に叩き落として掃除機を最弱にして吸い取りました。



ハウジング側の吸音材。こちらは劣化なし。
ワックスかけるスポンジみたい。




すごく気を付けて分解してたのですが、パキッとやってしまった部分。
1枚目はメインのケーブルが固定されてたネジ山、
2枚目はハウジングのアームが刺さる部分。


やはり何かしら負荷がかかる部分は脆くなりますね。



バンドのネジも外していきます。
アジャスターバンドは時計のバネネジと同じ感じで
左右で止めてあるので先に外したほうが作業は楽です。



ハウジングからハウジングのアームを外せば、
バンド部分は外すことができます。

アームを外して中の骨を抜いたところ。



どうやってアジャスターバンドが巻き上がってるのかと思いましたが、
ただ左右で繋がっていて真ん中がゴムになってるだけでした。



ぼろぼろになった外装と中に入ってたスポンジ、プラ板
このへんの処置は次回に。



浸透性保護艶出し剤アーマーオールで外装を仕上げます。


劣化防止になるかはわからないのですが、
綺麗にはなるし、折角ばらしたので
プラスチック部分に塗り込んでいきます。




5分程度置きながら3回塗って乾拭きしたらこんな感じ。


新品同様とは言いませんが、ツヤッとしました。
侮りがたしアーマーオール。


長いので今回はここまでで、おしまい。


次はバンドの持ち手部分とアジャスターバンドを
何とかする試みです。


チャオ