続々SONY MDR-CD1700


そんでまたMDR-CD1700のお話です。
正確にはMDR-CD1700の話では無い気もするけど。



パッドを誤魔化しながら使ってたMDR-CD999のアームが割れた図。
ねじれるように負荷が掛かるから割れやすそうな箇所。


テープで巻いて更に誤魔化しながら使ってたのですが、
ドライバを移植できないかな?っと思いついて実行。
そうすればCD1700の付け心地をCD999の音色で楽しめるぞ!っと安直に。



CD999を分解。ネジ外してあけるだけ。



円状ステーの爪4箇所を押し込んでドライバ分離。
爪は硬かったー



右ドライバ。丸い穴が開いてる内側がHOT。
写真で右下、HOTの時計回り左がGND。



左ドライバ結線。
CD1700等と同様右からのGNDは一旦端子に集合してケーブルに伸びます。



CD999ハウジング。吸音材の類は無しです。



という感じにドライバだけ摘出完了。



CD1700のドライバ枠を固定してる接着剤。
デザインカッターで深く切りました。



接着剤を分離できればドライバ枠ごとまわして抜けます。
書くのは簡単だけど、実際は中々外れなくて無理矢理こじったりしてたり。


これでドライバの枠を外して入れ替える予定だったのだけど、
どーやってもドライバの枠が外れない・・・
隙間無くびっしり接着されててビクともせんかった。
こじ開けようにも外枠割ったら元も子もないし。



CD1700の外枠再利用は潔く諦めて、CD999のステーを再利用します。
もちろんはまるわけじゃないので一手間追加。



グルーガンじゃ頼りないのでエポキシ接着剤を使います。
2液混合で作業時間は3分、硬化5分のタイプ。



CD999のステーをダイナミックに接着!
どーせ見えない箇所なんで。



続いてドライバを乗っけてこれまたダイナミックに接着!
隙間を埋めるようにべったり盛りました。
どうせハウジングに穴あるから少々隙間あってもいい気がするけど。



充分な硬化時間を置いたのち再配線、再組立てしてオペ完了。



完成〜
ケーブルはHA-MX10のカットあまりをそのまま使ってます。
やる人いないと思いますがHA-MX10のケーブルは4芯なので、
バランス化とかする人に親切・・・なのかな?
(内部で配線まとめられてたら意味無いですが)


音を出してみるとノーマルCD1700とは大分雰囲気が違う。
ってそりゃドライバ変えてるんだから当たり前だけど。
音の雰囲気はCD999のまんまです。


CD1700は音が聴きやすくて滑らかで好きだったんですが、
CD999の空気感、バランスもやはり好きです。
両機種とも解像度は今日日のハイエンドには敵いませんが、
魅力のある機種だと思います。低音はやっぱり少なめですがw


ともあれCD1700の装着感でCD999の音を楽しめるようになりました。
余は満足じゃ。


チャオ