Sennheiser HD230


もう師走ですね。DX50のファームは1.2.5も存在しているのですが、
何か不安定そうなので放置しています。


今日はSennheiser HD230のお話です。
以前紹介したHD222,420,430と同時期モデルの密閉デュアルドライバモデルです。


バンドの形状と交換可能なケーブルという仕様はいっしょ。
パッドはHD222と互換があり、今も新品で部品が購入可能です。


いつも参考にさせていただいているヘッドフォン近代博物館さん資料によれば、
1982〜86年に発売されており当時39800円、インピーダンスは600Ωです。


高級機HD430が24500円(改定後28000円)だったことを考えるとお高い機種です。
金縁で高級感があるような気がしますが、HD222と外装はほぼ同じです。



中央内側に高音10k-30kHz、外側に10-10kHzのドライバが重なるように配置。
分解するのは怖いのでやめときます。


音は独特の臨場感というか不思議な雰囲気があります。
マルチドライバだからという先入観かもしれないけど。
ドライバ面の空気穴のおかげか密閉型HD222よりはこもりません。


高音はキンキンしたりしませんが、少し細目かで、
低音はドムドムしたりしませんが、少し丸めです。


装着感も他の機種と変わりませんが、少し重めです。
600Ωで音量は取りにくいのでCrackで鳴らしてます。


今時のロック向きではないかもしれませんが、
古い映画のサントラとか聞くと何か楽しい機種です。


チャオ